日本史教科書再読ノススメ
通訳ガイドの試験を受けることにしたので、歴史のにわか勉強を始めています。まだ平安時代の初期までしか読んでいないのですが、十数年ぶりに読んだ歴史の教科書に驚くことばかり。こんな人いたっけ?習ったっけ?
でも、何度か読んでいくうちに、あぁそういえばいたような、覚えたような・・・と思い出してくるのです。ただ、聖徳太子が厩戸皇子(聖徳太子)となっていたり、三内丸山遺跡の記述が加わっていたりとか、歴史が変わったんだなぁ(本当は変わらないのですが)と思うような点もあります。
ところで、高校生の頃と違って有利だと思うことは、歴史の本に登場する場所に実際に行っているということです。高校生ではせいぜい奈良・京都くらいしか行ったこともなく、土地勘もなく、ひたすら暗記していただけでした。しかし、今読むと、あぁ、仁徳天皇陵にも行ったし、飛鳥寺にも行って仏像を見たし、高松塚古墳も見たし、山すそにある室生寺も印象的だったし・・・と雑学がいっぱい加わっているのです。
その上、韓国語を勉強し始めてから、古代の東アジアの情勢にも明るくなりました。昔は、高句麗は北にあるのはわかるけど、百済と新羅はどっちが東か西かという感じで、正直覚えてもいませんでした。白村江の戦いという単語は覚えても、場所はどこだか曖昧だったし。
もちろん、まだ韓国の歴史書などを読んでいるわけではないので、半島に関する知識はほとんど韓国ドラマからもたらされたものです。
『朱蒙주몽』は高句麗고구려の建国の話で、漢한나라と戦っていたよな・・・『薯童謡서동요』は新羅신라と百済백재の話で、お姫様が隋수나라の商人のふりをしていたから、当時中国は隋だよな・・・『太王四神記태왕사신기』では、契丹거란とか靺鞨말갈とか北方民族が出てきたし、高松塚古墳に高句麗の影響が見られると聞けば、玄武현무・百虎백호・青龍청룡・朱雀주작だもんね・・・と。雑学ばかりですが、理解の助けになります。
30代から人間の脳は、蓄えた記憶を結びつけることにより理解力を伸ばすといわれていますが、それを実感する毎日です。
でも・・・教科書を読むのはちと苦痛。そこで、現代の利器に頼っております。
左の方に写っているのがNINTENDO DSの日本史Bです。音読機能もついているので、ポジャギを作りながら歴史の教科書を聞く、なんてこともできます。便利ですねぇ。
(イチゴはうちの畑で採れたもの。今年は豊作です)
もう一度勉強してみようかな・・・と思われる方、ぜひお試しください。中年の脳のすばらしさに驚くはずです
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