育てる喜び
今日、グリムスの木に新しい葉っぱが出ました。バーチャルなんだけど、生きているような気がしてうれしいです
大学時代、ビニールハウスの中にポットを何十個も並べてアカシアの生育実験をしたことがありました。その時も、毎朝、発芽数を数えたり、木の高さを測ったりしながら、アカシアの成長を楽しみにしていたものでした。真夏は暑くて大変でしたけど。
畑がある今の家に越してきてから、そういう喜びみたいなものが次第になくなってしまいました。なぜか・・・。
畑に自然に生える植物たち、雑草ともいいますが、彼らの生命力の強さに参ってしまったからだと思います。農業は雑草との戦いともいわれるように、自分が育てようとする野菜以外は雑草とみなし、それを根こそぎ駆除するのが立派な百姓「上農」と考えられているのです。
冬の間はすっかり枯野原のようになっている我が家の畑も、まだ寒い3月初め頃にはじわじわ動き出し、やや暖かくなったから外に出てみようか、と不精な私が外に出る頃にはもう手遅れの状態。畑のいたるところに、雑草の小さな芽が無数に出ているのです。
せっかく出てきた小さな芽をこそいでしまうのは可哀相なんて思って、成長を見守っていました。すると、あっというまに膝の高さくらいに育ち、今度は蕾を持っていることがわかります。ならば、花が咲いてから抜けばいいよね、可哀相だから
とまた変な慈悲心で放置します。
そんなことをくり返してきました。花が咲くまでに大きくなった雑草は、引っこ抜くにも相当の力が必要で、それが私の腰痛の元になりました。
そして、周囲の目は・・・あ~ぁ、雑草を育てちゃって・・・と、露骨には言われませんが、迷惑がっているらしいことはわかります。だから、畑の脇を通っていく人には、「すみません。雑草生やしちゃって」と一言謝罪。
来年は、ちょっと事情があって、畑をさらに買い足すことになりました。自分ではナショナルトラストのつもりです。よい畑をつぶして家を建てることは、将来の日本のためにならないと考えたからです。
それで、たぶん、小さな耕運機を買うことになり、そうすれば、雑草生え放題の畑が人並みの畑の状態になるのではないかと思っています。
そうして、身体的にも精神的にも余裕ができたところで、野菜や花を育ててみようと計画中です。一つ一つの芽をわくわくしながら数えていた頃の、育てる喜びのようなものがまた感じられるようになるといいのですが・・・。
昨日の収穫
昨日は食べ頃の韓国カボチャが5個とれました。
うりKH先生が「韓国カボチャはテンジャンチゲが一番
」といっていたのを思い出してテンジャンチゲを見よう見まねで作ってみましたが・・・なんか、ただの鍋に入った具沢山の味噌汁になってしまいました
何が違うのでしょうか・・・。
以下、先日のハングル日記애호박の日本語版です。
今年も韓国カボチャの季節がやってきた。
畑ではカボチャの黄色い花があちこちで咲き、小さい実がなり始めている。
カボチャの実は大きな葉の影に隠れるようになるので、毎日葉を持ち上げて、食べ頃の大きさになっているかどうか見なければならない。
2、3日旅行に行くとか、雨が降って畑に出られなかったりすると、実が驚くほど大きくなり、食べられなくなることもある。韓国カボチャは未熟なうちに食べるものだからだ。
しかし、そうやって大きくなりすぎた実は放って置けば、熟して皮が黄色くなり、中に種子ができる。
その実をさらに放って置くと、冬の間に皮が腐って種子だけが残る。春になって、その種子を拾って苗を育ててもいいし、また放って置いて、自然に生えた芽をそのまま伸びるにまかせるのもいい。
こうやって育てると、韓国カボチャを永久に食べられるような気がする。少なくとも3年間は、この方法で育てているのだ
葱坊主
可愛いのでしばし鑑賞を・・・と思っていると、動物好きのKおばさんがうちの畑にウサギのえさ用のクローバーを摘みに来て、こう教えてくれました。
根元から10cmくらいのところで切ってしまうと、新しい芽が出て食べられるよ、と。
花の盛りに切ってしまうのもかわいそうですが、花より団子ですね。新しい芽を出して食べることにしました。せめて切る前に
葱坊主って可愛い名前ですが、韓国語ではなんと言うのか調べたところ、意外とつまらない・・・파의 꽃、単なる「ネギの花」でした。
先週から急に、早起きして韓国語の勉強をしています。通訳ガイドの試験を受けてみようかな・・・失業中ということもあって、なりゆきでそんなことになりそうです。受けるのは自由ですよね
今日20年度の試験日程などが発表になりました。詳しいことはこちらで。
韓国カボチャ
今年も韓国カボチャ(애호박)がなり始めました。
昨晩は天ぷらにして、今日の昼はラーメンに入れて食べました。
朝夕、畑を見回って収穫しないと、あっという間に大きくなって、食べ頃を逃してしまいます。
たくさん採れるので、近くの方にはお分けしますよ^^
サンチュのつぼみ
雨が降ったりやんだり・・・やっと梅雨らしい天気になりましたね。
梅雨入り宣言とともに、サンチュのとうが立ち始め、こんな状態に・・・^^;
とうが立つと残念ながら、葉のつやがなくなって、葉っぱが美味しくなくなります。
「薹が立つ」というのは、「盛りの時期が過ぎて、食べられなくなる」という意味で使われます。人にも当てはめて言われますよね。
そんなことを言われた時代もありました。もはや、そんなことさえもいわれなくなりました^^; 綾小路きみまろ調・・・? やばい!
三省堂の『新明解国語辞典』には、「少年が青年になりかかる」「芸事などが心境を見せる」という意味も載っていて、なんだかうれしくなりました。
これがサンチュのつぼみ。
この花が咲いて、実を結んで、綿毛とともに飛んでいくと、また次のサンチュが生えてくる・・・という計算です。
でも、それを待っていられないので、今からタネを播いておくと、真夏に食べ頃のサンチュができて、焼肉でビールをキューッ、プハァーと楽しむことができるのではないかなと・・・ちょうどその頃、キュウリも枝豆もできるかも・・・と想像しながら草むしりをしています^^v
サンチュ 상추
つぼみ 꽃봉오리
薹 꽃대
イチゴの旬
朝起きてカーテンを開けると、となりのとなりの畑のおばさんがもう畑仕事をしていました。この辺りのおじさん、おばんさんは本当に働き者。
東京育ちの私はとても同じようには働けません。ちょっと頑張りすぎると、筋肉痛から頭痛になったり、良性頭位めまい症に・・・今もまためまいで、世界がぐるぐる回っています~@@
体は小さい頃から鍛えておかなければダメなんですね・・・^^;
そんなひ弱な私の畑で、イチゴの実が赤く色づき始めました。
ハウスものがそろそろ終わりを迎える頃から、路地ものイチゴの旬になります。
今ではイチゴはすっかり冬~春の食べ物になってしまいましたが、本当は初夏の食べ物なんですねぇ。
甘い実をならせるためには、養分をたっぷり与えなければならないそうです。我が家では、米のとぎ汁をやっています。効果あるかな?
最近、畑仕事と韓国ドラマ「薯童謡」の見すぎのせいで、韓国語の勉強サボりがち・・・反省。
韓国語でイチゴは딸기。濃音なので発音が難しいですね。濃音は思いっきり息をつめて、恥ずかしがらずに大袈裟に発音するのがコツですよね^^
最後に濃音練習のための例文を一つ。
딸기를 따 먹었다. (イチゴを採って食べた。)
オットッケー!韓国カボチャが!
去年は初めての栽培だったので、ポットにタネを播いて丁寧に育てました。去年の苗。
収穫しそこなって巨大化したカボチャが畑にゴロゴロ。その放置されたカボチャのタネが越冬し、畑のいたるところで発芽し始めたのです!どうしよう!?
어떡해 ~@o@
せっかく発芽した実生にはごめんなさいー ?o?
間引いて10本くらいだけにして育てるしかないですね^^;
実は・・・カボチャだけではないんです。
去年は、ソウルの東大門市場で買ってきたタネを播いて、これも丁寧に栽培しました。
サンチュは根ごと収穫するのではなく、葉だけをちぎって食べます。
なので、収穫後に放置していたら、秋になって花が咲いて、タンポポの綿毛のようなタネがそこらじゅうに飛んでいきました。
それが年内に発芽して、小さいサンチュのまま越冬!
信州の厳冬期を乗り越えたんですよ。すごい生命力!!
そして今、食べごろを迎えているというわけです。
韓国カボチャもサンチュも、「収穫後に放置する」というこの手抜き農法を続けていけば、タネを播かなくても永久にうちの畑で育っていくのではないか・・・魔法のような畑になるのではないか・・・そんな淡い期待を抱いています^^
チャメ 참외
참외가 열렸습니다.
チャメ(マクワウリ)がなりました。
이젠 계절은 가을인데 ...
季節はもう秋なのに
먹어 보니까 조금 달아서 생각보다 맛있었다.
食べてみたらちょっと甘くて、思ったよりおいしかった。
내년에는 더 일찍 씨앗을 뿌려야겠다.
来年はもう少し早くタネを播かなければ。
※韓国語は先生の添削なしです。
間違っていたら教えてくださいね^^
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より以前の記事一覧
- カボチャがなっています。 2006.08.01
- カボチャの花が咲きました。 2006.07.04
- カボチャを育てています。호박을 키우고 있습니다. 2006.05.31
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