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武学?

古武術を一緒に習っているとなりの谷のお姉さんが貸してくれた本。Book

寝る前にちょこっとずつ読んでいるのですが、これがなかなか難しい。

戦い方の話でもあり、人の生き方の話でもあり、哲学的で奥深く、書かれていることの本質を理解できないような、まるで相対性理論でも読んでいるような、そんな感じがする二人の武道家の対談集です。

昨夜読んだところに、前に古武術で習ったことと同じような考え方が書かれていました。

人間は、たぶん生活の便宜上から、「時間は過去から未来に向かって等速で流れている」という人工的な時間意識を採用している。そういう時間意識を共有できているから、社会生活が営めているわけですけれど、それが大きな縛りにもなっている。だから、もう過ぎてしまって、取り返しがつかないことを「あんなこと、しなければよかった」といつまでも悔やんでみたり、まだ起きていない予測不能の未来について「こんなことが起きたらどうしよう」と取り越し苦労をしたりする。取り越し苦労する人は「想定内」の未来に縛りつけられてしまうわけですから、いかなる想定外の事態が起きても、不意を突かれてしまって、対応できない。

現代の日本人は、一瞬気を抜いたら倒される、なんていう状況に生きていないので、ついつい相手をこんなものだろうと予測する癖がついているようなのですよね。そして、その予測で向かっていこうとする時点でもうアウト!なのだという話でした。

頭ばかりで生きているので、思考が先行して、身体の感覚が鈍っている。相手の心の動きや周囲の状況の変化を察知できないというのは、ある意味で危機的ですよね。

時間についての話も興味深いものでした。

客観的実体としての時間、万人にとって共通の時間というのはもちろんありません。赤ちゃんにとっての1時間と、臨終直前の老人の1時間では主観的な長さはまったく違う。時間というのは、自分の一生という文脈の中で形成されるものですから。どういう生き方をしてきたか、今しているかによって、まったく厚みも長さも奥行きも違う。

世の中には「無時間」で生きている人もいるという話もありました。

外的な時間など存在しないというのが現実で、私たちが自分の中で時間を構築している・・・

まだ全然消化されていなくて、よくわからないとこだらけなのですが、ちょっと書きとめておきたいと思いました。

時間とは何か・・・思索してみたいと思います。

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