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백자의 사람

ひがなおさんおすすめの映画『道―白磁の人―』を見てきました。Movie_image

主人公の浅川巧について何の予備知識もなく、吉沢悠とペ・スビンが主役なら見に行かなきゃ!くらいの軽いノリで行ったのですが・・・

冒頭の山の風景から、なぜかうるうるweep そして、ラストシーンまでの間に何回泣いたことか。。。

日本の植民地時代に朝鮮に渡り、林業技師として在来の樹木ではげ山を緑にしようと尽力し、朝鮮の土になった浅川巧。

私も砂漠緑化を夢みて農学部の森林学科に進み、汗水たらして発芽実験をしていたことがあります。私はその夢をあきらめてしまったのですが、巧はどうなるのかと、ストーリーにどんどん引き込まれました。

巧とチョンリムの友情もステキでした。

「日本人と朝鮮人が理解しあえるなんて、見果てぬ夢なのだろうか」と韓国語で尋ねる巧に、チョンリムが「夢であったとしても、それに向かって行動することに意味があるのではないですか」と日本語で答えるシーンが印象的でした。

どんな困難な状況にあっても続く友情って何だろう?と考えさせられました。

映画全体を通して感じたことは、巧は朝鮮の自然や人々、その人々がつくり出した白磁などの文化をとっても愛していたということです。

白磁のようなそんなピュアな心が、あの時代にあっても、敵国の人々にも受け入れられたのだと思いました。

でも、ピュアな心を守るのは難しいことですよね。自分がいつも真っ白ではいられないし、時代の色には染まってしまうし、世俗の垢だらけになってしまうし。。。

そんな自分自身のことを顧みながら、韓国語に出会ってからの12年間をふり返りながら、在日の友人のことを思いながら・・・本当にいろいろなことを考えながら見た映画でした。

まだ見ていない方はぜひ見てください!きっと、いろいろな思いでいっぱいになるはずです。

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「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

テラさん 안녕하세요?

私もひがなおさんの紹介を見て次の日に映画館に飛んで行きました。
そして涙・涙・涙でした。
満員の映画館で映画を見たのは久しぶりでした。
そんなにTVで宣伝もしていないのに不思議でした。
皆はどうやってこの映画の情報をゲットしたのかしら?

劇中ガツンと殴られたようなシーンがありました。

主人公(浅川 巧)の親友(チョンリム)の言った言葉 です。
「勘違いしてはいけません。朝鮮人の皆があなたに笑顔で挨拶するのはあなたを受け入れたわけじゃないんです。愛想よくしないと日本人は何をするかわからないから怖いだけです。」

私が韓国旅行中に接した韓国の方は皆さん親切で優しかったけど「勘違いしてはいけません。日本人に親切なのは心から受け入れたわけじゃないんです。韓国でお金を使ってくれるから愛想よくしているだけです」と言われているような複雑な思いになりました。

私ってひねくれものなのでしょうか?

両国の国民が心から相手を受け入れられるのには後何年かかるんでしょうかねぇ。

投稿: ゆひ | 2012年6月24日 (日) 22時20分

『朝鮮の土になった日本人』や『韓国民芸の旅』
を読んで以来、浅川巧氏のことがとても気になり、
映画化を心待ちにしていました。
4月に試写会で見たのですが、あの時代に、朝鮮の
文化、言葉、人を愛するに至った巧氏の、
幼少時の人間形成を少し扱ってほしかったなと
思いました。
上記2冊の本には伯教&巧兄弟の幼少の頃のことや、
巧氏が『朝鮮陶磁名考』に記載した器の挿絵と
それに付記したハングル書きの名称が掲載されて
いて、読み応えがあります。
(映画の原作本にも掲載されているのかな?)

テラさんは森林学科で学ばれていたんですね。
ポジャギの色の透明さや光との一体感は、
自然を扱ってらしたところから生まれるのかな
と、ふと思いました。

投稿: スミレレ | 2012年6月24日 (日) 22時25分

ゆひさん、
私もそのシーンは衝撃的でした。
韓国に旅行すると、韓国語が通じた!と舞い上がっていて、相手が笑顔で接しくれるのがうれしかったのですが。。。
本当は歓迎してくれる人ばかりじゃないんだろうなと思いました。
若い韓国語の先生でも、戦争の話はしたくないとか、朝鮮という言葉には差別的なニュアンスが残っていると、率直に不快感を表す人もいたので、人それぞれなんだと思います。
でもね、舒川で出会ったおじいさんには心が通じたなと信じたいんです。

浅川巧のように誠実に生きることと、自分とか自国とかのレベル以上の大きな夢と理想を抱きつつ生きること。そんな地道な個人の生き方が世の中を変えていくと思います。
それは木の成長と似ているかな。
初めは踏んだらすぐにダメになってしまうほどの小さな芽だけど、10年もすれば圧倒されるほどの林になりますよ!

投稿: テラ | 2012年6月25日 (月) 11時24分

スミレレさん、
その本は読んでみますね!
確かに、バックグランドはどうなんだろうと思いました。
映画ではいきなり「白磁のような人」と紹介されていましたよね。
私、本をあまり読まないので、なんか浅いなぁと。
スミレレさんのように学びたいと思います。

森林学科では、主に土を研究していました。
映画の中でも、重要なのは土だったんだ!と言っていたでしょ?
植物を育てて、死骸を分解するのは土の役割なんですよね。
というか、土は単なる鉱物の集まりではなく、その中に無数の生きものがいるからこその土なのです。
その生き物が土の構造をつくったりもしているんですよ。
土のダニにも興味がありました。光学顕微鏡で見ると透き通っていてとってもきれいなの!
それはポジャギにも通じるところがあるかもしれませんね。なんちゃってsmile

投稿: テラ | 2012年6月25日 (月) 11時34分

テラさんは森林学科で学ばれたんですね!
巧が身近に感じられたのではないでしょうか?
ポジャギにも通じるとは、なんかすごくステキです。

ゆひさんのお住まいの地域では満員だったんですね。
私の住むところでは平日昼はガ~ラガラでした。それで2週間で終わってしまいましたsad

今「浅川巧の日記と書簡」を読んでいます。
巧が朝鮮の人々や文化に純粋に惹かれていたことがよくわかり、また、人がいいだけの聖人君子でもなかったことがわかります。

投稿: ひがなお | 2012年6月25日 (月) 22時11分

ひがなおさん、
巧とチョンリムが松の種子を播いたり、山で種子を拾ったりするシーンを見て、学生時代を懐かしく思い出しました。
真夏のビニールハウスの中で汗だくになりながら、発芽した個体数を数えたりしたな…とか。

松本の方が映画化を進めていたという話でしたが、こちらではそれほど話題になっていなくて、土曜日の昼間なのに劇場は空席がいっぱいでした。
もったいないな。。。
でも、すぐ横に人がいなくてよかったと思いました。
気兼ねなく泣けましたから。

その本も読んでみますね!
いろいろ教えてくださってありがとうございますheart04

投稿: テラ | 2012年6月26日 (火) 09時25分

テラさん 初めてコメントします、こんにちは。
おばあちゃんのふろしきやチョゴリの話をした者です、わかりますでしょうか?
先日は 素敵なポジャギを見せていただいてありがとうございました。

この映画を ご覧になったのですね。
私も見に行く予定なんですよ。

お願いなんですが ・・・
メールを送りたいのですが、どうしたらよいでしょうか?
ナリナリさん経由で リンクの『チェイル』にご連絡いただけるとありがたいです。
エキサイトは鍵もかけられますので、よろしくお願いします。

投稿: チェイル | 2012年6月26日 (火) 10時52分

チェイルさん、うりちべようこそhappy01
おばあちゃんのポジャギのお話の方がチェイルさんだったのですね!
ナリさんのブログでお名前は見たことがありました。
展示会ではじっくり見てくださって、本当にありがとうございました。
また、ブログでも紹介してくださってheart01

『白磁の人』はとても感動しました。
ミーハー的に韓国が好きって騒いでいる自分を反省もしたり。。。
でも、本当にいいと感じるものは好きって表現するしかないですよね。

ブログにおじゃましますね~

投稿: テラ | 2012年6月26日 (火) 15時31分

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