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自動ピアノ1(始め~p.13の6行目)

김중혁 자동피아노 『自動ピアノ』(始め~p.13の6行目)を翻訳してみて、できるだけこなれた日本語にしようと思いながら訳したところで、みなさんの訳がどうなったか教えていただきたいところがいくつかありました。私の訳も載せておきます。

onep.10-3

얼굴이 화끈거릴 정도로  顔から火が出るほど

twop.10-4

당돌한 오만이었다  生意気で傲慢であった

threep.11-18

생생하게 기억하고 있다  ありありと覚えている

fourp.12-7

한 번도 승낙하지 않았다  一度も首を縦にふらなかった

fivep.12-12

협상  根回し

sixその他

この主人公は男性でイタリア人という設定で訳しました。イタリア語で会話できるからそう思ったわけですが、思い浮かぶ顔は東洋人でした。なぜか。。。

韓国語で読んでも、結局私の頭の中には日本語の文章として残ります。みなさんもそうではないですか?不思議です。韓国語で書かれたイタリアが舞台の小説でも、それを説明する文や会話の言葉も、私の頭の中では全部日本語に置き換わっています。

母国語とはそういうものなのでしょうか?!

この他にも何かお気づきの点がありましたら、ご意見をお寄せください。お待ちしていますloveletter

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ぽにょっ会」カテゴリの記事

コメント

読ませて頂きました。上から目線ですみませんが、とてもこなれた文章で読みやすかったです。原文の香りもそのままですし(^^)。
11ページの11行目が化けているようですが、問題になる所ではないですね。

気になったところ
9ページ
 내 식으로 길들일 수 있다는
をテラさんは「自分のものにできるという」と訳していますが、私はうまく訳せませんでした。良いですね、この訳。
10ページ
 글
をテラさんは「本」にしていますね。これも「ああ、そうか」と納得。

何語の本でも日本語で頭に残る。ホントですね。うんと上達したらまた状況が変わるのでしょうか(^^)。

投稿: ハーちゃん | 2010年12月11日 (土) 16時57分

主人公、何人なんでしょうね?

私もよくわかんなくて読みました。
ヨーロッパで活躍する韓国人かなぁ?
私も東洋人の顔が浮かびました。

「楽器たちの図書館」の短編集ではこれが一番難解でした。暗くて。夜の感じで。
主人公の顔にもやがかかっているというか、どんな人かわからないところもあったし。
自動ピアノというタイトルも意味ありげで、もしかして電話の向こうにいるのは生身の人間じゃないのかも・・って想像しすぎながら読んでましたよ~。

投稿: たま | 2010年12月11日 (土) 21時49分

おんに、さっそくありがとうございます。
原文の香りそのままという言葉、うれしいですscissors

精神科医で翻訳家でもある中井久夫氏の『私の日本語雑記』という本の中で、「外国語による会話は時間が経てば私の中で自然な日本語の会話に変わって記憶に蘇る。抑揚まで日本語らしく、しかも相手の個性を残している。外国語の詩の原文をこの言語意識の漬物桶に入れておくと、しばらく経てば日本語なって現れる。」という文章に出会って、はっとしたことがありました。
そんな専門家でも、頭の中で日本語に置き換わって記憶されるということなのかと。

一度直訳みたいに訳した後、通して読みながら、意味が変わらないように、一番適した日本は何かな?と頭の中を検索しながら修正してみました。
なかなかおもしろい作業でした。
一人ではここまでしませんよねwink

投稿: テラ | 2010年12月11日 (土) 22時21分

たまさん、
まだ全部読んでいないのですが、そうなんだぁ。
読みながら、ビト氏がもっと謎の多い人物なのかな?と期待していたのですが、死んじゃって。
静かな結末でしたよね。

でも、ピアノの構造なんかも調べたりしてると楽しくて、実際に訳してみるのっておもしろいと感じました。

私も、この主人公は韓国人男性かなとも思いました。『春のワルツ』の主人公がそうだったなと。

投稿: テラ | 2010年12月11日 (土) 22時27分

とても興味深い本なので、早速図書館に予約しました。明日には読めると思います(隣の区はすばやい)。
翻訳家のかたでもそうなのですか。それでは私なんか外国語の文章が永久に日本語になって頭に残るわけですね。そうだったのか...(^^;)。

投稿: ハーちゃん | 2010年12月11日 (土) 23時08分

②「身の程しらずで傲慢だった」としました。
③「生々しく記憶している」としましたが、「ありありと」の方がいいと思います。
④漢字語直訳で「承諾しなかった」としました。
⑤「取り決め」としました。

ハーちゃんさんが取り上げていた「내 식으로 길들일 수 있다는」は「自分流に弾きこなすことができるという自信」としました。

自分の担当の部分を何度か見直したりするのに精一杯で、他の部分は一通り訳したものを一度見直すくらいしかできませんでした。ので、他の方の訳がほんとうにすばらしく見えますshine 少なくとも自分でもうこれ以上はたぶん良くできない…というところまでやれたら、もう少しまともな翻訳になりそうな気もしますけど…coldsweats01
テラさんと自分のを比べて気がついたのは、語順とか、漢字語をノーマルな日本語にするなど、もっと注意した方がいいな(>私がです!)ということです。

投稿: nikka | 2010年12月11日 (土) 23時29分

テラさん、初めまして。よろしくお願いします。
テラさんの訳を拝見して、日本語としてとてもこなれていると思いました。ハッとするところがたくさんあり、勉強になります。

例えば、
①②の「顔から火が出るほど、生意気で傲慢」
私は、「顔がかっと火照るほど、大胆不敵で傲慢」としました。顔から火が出るっていう日本語を忘れていたのに気づきました。당돌한は、nikkaさんの身の程知らずというのもいいですね。

それから、P.10,l.11 무릎을 치며 감탄하다 を、私は「膝を打って感嘆する」としたのですが、テラさんは、語順を変えることで日本語らしく「感嘆してひざをたたく」としていらっしゃいますね。

P.10,ll.8-9も訳しにくく、私は「人生を身体に染み込ませた」としましたが、テラさんは「生き方を体に覚えさせた」としていらしてなるほど!と思いました。他の方は、いかがですか?

③「鮮やかに思い出す」
④「一度も承諾しなかった」
⑤「話し合い」 としました。
首を縦に振るは、고개를 끄덕이다という表現もあるし、っていう単純な理由で、直訳したのですが…どの程度意訳するかっていうのは、難しいですよね!

テラさんのおっしゃるように、私の場合も、最初に直訳して、その後日本語として読みながら文章を変えていく作業をするのですが、どうも直訳的な文章から逃れられないようです。究極?の翻訳は、その場面を(自分が作家になったつもりで)日本語で描くとしたらどう表現するか、ってことになるんでしょうか。
そんなことを考えたりしました。

他に、「내 식으로 길들일 수 있다는」はnikkaさんと同様「自分流に弾きこなすことができるという自信」としました。ちょっと嬉しい!

自動ピアノというのは、どういう意味なのか。普通は決してほめ言葉ではないと思うのですが、ビトさんの中ではいい評価なのだと思いました。この小説の主題にも関わることだと思いますが…私にはよくわかりませんでした。

投稿: ゆう | 2010年12月12日 (日) 14時54分

おんにの行動力は見習いたいです。
なかなか難しい本なので、興味があるところだけ読みましたbleah
言語能力って、相当違うものなのですね。。。

投稿: テラ | 2010年12月13日 (月) 14時50分

nikkaさん、
ご回答ありがとうございます。
さっそく翻訳ノートのメモpencil
「取り決め」「自分流に弾きこなす」はいいですねgood
なかなかこういう言葉が出てこないんですよね。
それに、たった一言で、雰囲気とか相手との距離感とかが微妙に違ってくるということも気がつきました。
1冊通してするのは、とても大変なことなので、今回の分割方式、練習としてはnicesign01

韓国語と自然な日本語との語順の違いもけっこうありますね。たぶんこれが反対、日→韓になるとわからないんだろうなと思いました。
ノーマルな日本語というのも、結局自分の頭の中にある日本語なわけで、人によって違うんですよね。原作に合うように、かつノーマルな日本語。。。
脳が活性化しそうですsign03

投稿: テラ | 2010年12月13日 (月) 15時00分

テラさん
はじめまして^^ ippoyoです。コメントのみ参加です。よろしくお願いいたします。

私の場合まだ翻訳というのではなく、辞書を引きながら訳していという状態ですが^^;

①顔が赤くなるほど
②むこうみずで傲慢だった
③はっきりと記憶している
④一度も承諾しなかった
⑤協定←かなり固いですね・・
⑥韓国語の本だから韓国人となぜか思い込んでいたので、私の頭の中には海外に行って活躍してる韓国人のイメージです。男性です。

まだ訳すのに精一杯だったのですが、このようにみなさんが苦労した点や、疑問に思うところを見て、私も考えることができて楽しいです。

投稿: ippoyo | 2010年12月13日 (月) 15時08分

ゆうさん、
そうですよね。韓国語の文を読んで、場面を想像します。それを自分の日本語で書くという手順だと思います。
直訳していくとぎこちなくなるし、でも、原文の雰囲気を失わないように訳すというところに技があるのかな?と。
まだそんなレベルではないですけどねcoldsweats01

ゆうさんの訳もしっかりメモpencilさせていただきます。
日本語の語彙も増やしていかないとダメそうですよね。

それから「自動ピアノ」についてももう少し考えてから、nikkaさんのところにコメントしますね~!

投稿: テラ | 2010年12月13日 (月) 15時09分

ippoyoさん、よろしくおねがいしますhappy01
名前がいっぽよ~

やっぱり主人公は韓国人の男性だと思いましたか?
私も第一印象はそうでした。でも、イタリア人と普通に話せるってイタリア人かな?と修正はしてみたのですが、イメージは東洋人のままでした。

②は당돌한 오만 となっていて、傲慢を修飾しているから何て訳せばいいのかなと考えこみました。みなさん、修飾ではなく並列に訳してますね。やっぱりそれでいいのかと。
参考になりました。

コメントのみの参加が物足りなくなってきたら、ぜひ翻訳班に加わってくださいねsign03

投稿: テラ | 2010年12月13日 (月) 16時55分

みなさんの意見、参考になります。
例の本、読みました。よく理解できないところもいっぱいあるのですが「目からウロコ」的に文章も。
たとえば
「原文は何度も読むな」とか「原文の香りを残すのは無理」とか(^^;)。
私の実力の程度では到達できない境地なのでしょうね。

投稿: ハーちゃん | 2010年12月13日 (月) 21時17分

おんに、
「原文は何度も読むな」というのは、なんとなくわかるような気がします。自分の中でこなれすぎないように、初めに感じたものを大切にしようということかと。

とにかく、昨日からみなさんの翻訳や意見を聞いて、いろいろなことを考えました。
おかげで、さびしい病のことを忘れましたwink
また、言葉って本当に人それぞれ何だなと、個性が現れるんだなと実感しました。

投稿: テラ | 2010年12月13日 (月) 22時50分

テラさん こんばんは

テラさんの翻訳から始まるプロローグの部分から読ませていただいた時、ぐっと話の世界に引き込まれました。

③の部分だけですが・・・
ちょっと意訳になってしまいそうですが、「鮮明に覚えている」と訳しました。
でも「ありありと」としたほうが、また生々しさというか、頭から消したくても消せないというようなニュアンスが伝わってくるような気がします。

私も直訳表現になる部分が多すぎるので、テラさんの訳を読んで、とても勉強になりました。
これからもよろしくお願いします!

投稿: はっち | 2010年12月13日 (月) 23時06分

はっちさん、
コメントシンクロしましたよsign01
ついさっき、はっちさんのところに書き込んだところです!

会話の部分、ハッチさんのとってもいいですよgood
その他にもいいなと思ったところを翻訳ノートにメモpencilさせてもらいました。

始めてみたら予想以上に楽しくてnotes
最後までがんばりましょうね~

投稿: テラ | 2010年12月13日 (月) 23時34分

ゆうさん。
10ページ8~9行目、私は「芸術家たちの人生を体に刷り込んだ」としました。
ゆうさんの「染み込ませた」イメージなんですけど、もうちょっと「力が入ってる」感じ?wink

投稿: | 2010年12月13日 (月) 23時58分

ごめんなさい、↑上のコメントnikkaです。

投稿: nikka | 2010年12月13日 (月) 23時59分

テラさん
わあ、翻訳ノートをつくっていらっしゃるのですか?
どんなふうにまとめていらっしゃるのか、とっても気になります。よかったら教えてくださいな。
その時々、なる程と思う表現が出てきても、いつのまにかこぼれていって忘れてしまっている日々です。ノート作っても見直す時間もないし、などと益々怠けている私ですが、せっかく皆さんと一緒に翻訳することにしたのだから、気になる表現はメモした方がいいかなあ、と思い始めています。

投稿: ゆう | 2010年12月14日 (火) 00時27分

出遅れましたーっdash

ピアノに関するお話で、とても興味をそそられました。
この本選んで下さってありがとうございます~
私も主人公は東洋人男性の感じがしました

①赤面するほど
⑤nikkaさんの「取り決め」がいいな~と思いました

p.10 
>それから、P.10,l.11 무릎을 치며 감탄하다 を、私は「膝を打って感嘆する」としたのですが、テラさんは、語順を変えることで日本語らしく「感嘆してひざをたたく」としていらっしゃいますね。

お~!なるほど
そして私は「膝を打つ」が日本語の慣用句として浸透してると思うので合体技で
「感嘆して膝を打つ」がいいと思いました

p.11 공연실황(公演実況)は、「ライブ」あるいは「ライブ演奏orライブ公演」がいいかなと思いました

ちょっと話がそれますが、
”彼の体と指は音楽そのものだった。”
とかいう文章にとても反応しました^^

先日、ツイッターで東方神起(?)のジュンスが言った言葉

나는 장조 나는 단조 나는 화음 나는 멜로디 나의 단어 나의 문장 음악속에.. 나는 박자 나는 쉼표 나는 하모니 난 포르테 난 피아노...
(僕は長調 僕は短調 僕は和音 僕はメロディー 僕の単語 僕の文章 音楽の中に。。僕はリズム 僕は休符 僕はハーモニー 僕はフォルテ 僕はピアノ。。。)

かっこよすぎ^^

モーツアルトの言葉からの引用と思われます
主人公の(以前の)気持ちに近いですね

それに対して、坂本龍一が言ってたことも思いだしました
ビトさんに近い発言で、はっきり覚えてはないんですが
「音楽のはじまりをはっきりさせたくない」みたいな感じ

これは話し始めると長すぎる…^^;
まぁそんなわけで、とても興味深く読みました
お気楽なコメントメンバーですが今後もよろしくお願いします★

投稿: ★honeybee★ | 2010年12月14日 (火) 11時11分

ゆうさん、
翻訳ノートは別の記事にしてアップしますね~

投稿: テラ | 2010年12月14日 (火) 16時13分

★honeybee★さん、
ジュンスも坂本龍一もかっこいいわlovely
でも、音楽をしていないと理解できないことがきっとあるんだなど、バカの壁のようなものを感じました。

この主人公は結局、偉大なピアニストにはならなかったのですよね。ビト氏との出会いのせいで。
でも、それは間違った選択ではなかった、というか、そういう運命でよかったと思っているのですよね?

投稿: テラ | 2010年12月14日 (火) 16時28分

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