« へんぼっかんはる | トップページ | 이번 일요일은 »

해변의 카프카 제30장

まろさんの29章に続き30章です。

실용주의적 존재의 의미 実用主義的存在の意味 ??難しいwobbly

韓国版は各章に適切なタイトルがついているなぁと感心しつつ、「実用主義的」の意味がわからない私。。。

でも、この章のあらすじは簡単。ホシノちゃんがサンダースさんに連れられてある神社に行き、入り口の石を見つけて宿に持ち帰るという話です。

「実用主義」がやはり気になる。。。広辞苑を見ると、「プラグマティズムの訳語」とあり、ますますわからなくなる。。。プラグマティズムを引くと、「観念の意味と真理性は、それを行動に移した結果の有効性いかんによって明らかにされるとする」ということらしい。

つまり、サンダースさんが言っていたチェーホフの劇中の銃のことであり、海辺のカフカにおける入り口の石のことなのですね。

정확하게 표현하면, 이 돌 자체에는 의미가 없네.  상황에 따라 무엇인가가 필요하고, 그게 우연히 이 돌이었던 것이지.
正確な言い方をするなら、この石自体には意味はない。状況にとって何かが必要であって、それがたまたまこの石だったんだ。

そして、サンダースさん自身も実用主義的存在です。ホシノちゃんに石の在り処を教えるために存在するもので、外見がサンダースであろうと何であろうと関係ない。サンダースだったのは、単にホシノちゃんに近づきやすい姿だからです。

サンダースさんが『雨月物語』の一説を引用する部分。原作がない方は訳がわからないだろうと思われるので書いておきます。

'나 지금 잠정적으로 형태를 취하고 얘기한다 해도, 신이 아니고 부처도 아니며, 본래 비정한 생물이니 인간과 다른 마음이 있도다.'
『我今仮に化(かたち)をあらはして語るといえども、神にあらず仏にあらず、もと非情のものなれば人と異なる慮(こころ)あり』

'나는 본래 신도 아니고 부처도 아니다.  고로 비정하다.  비정한 존재로서 인간의 선악을 따지고, 그것을 따라야 할 이유가 없도다.'
『我もと神にあらず仏にあらず、只これ非情なり。非情のものとして人の善悪を糺し、それにしたがふべきいはれなし』

そうすると、カフカ君のお父さんがジョニーウォーカーさんだったことも同じように考えられますね。ナカタさんに殺されるためにジョニーウォーカーさんであったということです。なぜジョニーウォーカーだったのかと問う意味はないのです。

ジョニーウォーカーさんは実際はカフカ君のお父さんというこの世に存在する人間であったのに対し、サンダースさんは実態のない存在。しかし、その存在のために、ナカタさんやホシノちゃんは新しい行動に出るのです。実在していてもしていなくても、誰かの行動の動機になり得るということです。

ブログという道具を介して話をしている私たち。私が実在しているかどうかは、みなさんにとってはどちらでもいいこと。私または他の誰かがサンダースさんでもあり得るわけですよね。でも、お互いに関係しあって、誰かが何かをする動機になったりもしているのです。

これは、日本語と韓国語という道具を通してのみ可能なのですよね。だから、ナカタさんのように、ネコの言葉という道具を持っていれば、ネコとコミュニケーションできるのです。自然界の何かのものと周波数があったり、異次元と関わるセンサーみたいなものを持っていれば、違う世界と関わりあえるのですね。うちの曾祖母がシャーマンだったという話もあながち嘘ではないかもしれません。

さて、本文を振り返って、翻訳が難しそ~と思われる文を抜き出しておくことにします。

"씨도 안 먹히는 소리 좀 하지 말아."
「いちいちくだらんことを言うんじゃない。」

씨가 먹히다=조리에 닿고 실속이 있다 筋が通る

"아무거면 어때."
「なんでもいいけどさ」

これがなんでこの訳になるのでしょうか???

"거런 짓을 했다가는 틀림없이 뒤탈이 난다구."
「そんなことしたらきっと祟りがある」

難しいというより、뒤탈の音が「たたり」に似ているのでおもしろいと思いました。語源的には関係ないのでしょうけど。

"어울리지 않게 케케목은 미신을 믿는 녀석이로군 그래."
「妙なところに古風なやつだな」

케케목다=일이나 물건, 생각 등이 오래 되어 낡거나 시대에 뒤떨어진다

"말귀를 못 알아듣는군 그래."
「わからんやつだな、お前も。」

말귀=のみ込み、理解力

cuteこの章のお気に入り~

"호시노 짱, 모든 물체는 이동중에 있네.  지구도 시간도 개념도 사랑도 생명도 신념도 정의도 악도, 모든 사물은 액상적이고 과도적인 것일세.  한 장소에 하나의 형태로 영원히 머물러 있는 것은 없다네.  우주 자체가 거대한 구로네코 택배라네."

「いいか、ホシノちゃん。すべての物体は移動の途中にあるんだ。地球も時間も概念も、愛も生命も信念も、正義も悪も、すべてのものは液状的で過渡的なものだ。ひとつの場所にひとつのフォルムで永遠に留まるものはない。宇宙そのものが巨大なクロネコ宅急便なんだ」

そうですねぇ。。。私も液状的で過渡的なもの。今日の私は明日の私ではない。そう思うと何でもできそうな気がします。クロネコテッペにゃ~cat

次の31章ははたまさんです。よろしくお願いしま~すwink

|

« へんぼっかんはる | トップページ | 이번 일요일은 »

カフカの会」カテゴリの記事

コメント

真央ちゃん、銀でした。ジョナサンで娘がワンセグで見ておりました。得点差があり過ぎる〜。
私は「?」の部分を丸で囲むのですが、この章ではテラさんが書き込んで下さった部分とだいぶかぶさっていました(^^)。
理論的な物言いをするサンダースと、むずかしい事は苦手な星野青年との掛け合いが面白い章でしたね。
112ページの「고색창연하다」なんかは、日本人だとなんとなく「짐작할 수 있다」じゃないですか?こういう点で我々は有利かな?

投稿: ハーちゃん | 2010年2月26日 (金) 18時47分

おんに、
피겨見ましたよ~真央ちゃん、いつもより熱が入った演技ですばらしかったですね。キムヨナが完璧すぎてどうしようもないという感じでした。残念sad

고색창연を見て、これ何だったけ?と何秒間か考えてしまいました。古色蒼然なんて言葉忘れていましたもの。
でも、推測できるってことは確かに有利ですよね!

投稿: テラ | 2010年2月27日 (土) 12時04分

ナルホドですね・・・

目的を完遂するため、実用主義に徹しているってことなんででしょうかね。
ホシノさんに近づくには、ミッキーマウスでもよかったんでしょうけど、それだと訴えられて他の問題が生じて、目的を完遂できない(半分冗談です)ので、カーネルサンダースなのですね。

よく分からないまま読んでいたのですが、テラさんのエントリーですっきり分かりました。

>ブログという道具を介して話をしている私たち。私が実在しているかどうかは、みなさんにとってはどちらでもいいこと。

ナルホドですね~確かにそうですね。
このお話で、自分のことのようにストンと納得できました~

投稿: まろ | 2010年2月28日 (日) 11時51分

뒤탈の音が「たたり」に似ているのでおもしろい
…って私も思いました~!happy02

듣기 거북하게.(人聞きが悪い)は、覚えたい表現でした。거북하다の例文で、
속이 좀 거북하다(腹の具合が悪い)
거북한 입장이 되다(ばつが悪い立場になる)
とかありますが、
거북はカメなので、カメのように丸くなるのを想像して覚えようと思いますconfident
(>実際は関係ないですけど、連想暗記です)

投稿: nikka | 2010年2月28日 (日) 16時47分

前の章の女子大生とか、サンダースとか、
結構色んな登場人物が出てきても
それぞれの個性や主張がはっきり違うので
小説として読みやすいですよね。
私は推理小説みたいなのを読むと、よく登場人物がわからなくなって(パボだから?)読み返したりしてしまうんですけど^^;

マッカーサーの話が出ていましたが
맥아더と書くんですよね~!
これは確か前田先生の赤本か何かで覚えた記憶があって、出てきたとき
知ってる知ってるhappy02と心の中で大はしゃぎでした

投稿: ★honeybee★ | 2010年2月28日 (日) 17時40分

まろさん、
この章を読みながら、私たちは、事実かもしれないけど誰が言ったかわからない情報や、根も葉もないウワサ話、根拠のない迷信、そういうものに動かされながら生きているのだなぁと改めて感じたのです。
生きるために自然と対峙する力というよりは、あまりにも多い人間と対峙する力が要求されているというか。
だから疲れるのですね。。。

投稿: テラ | 2010年3月 1日 (月) 11時09分

nikkaさん、
듣기 거북하게、ホントそのまま覚えるといいですね!
거북하다という言葉は私の中でまだこなれてなくて、使ったことありません。
私たちのレベルって(勝手に同じだと思っていますがwink)知っているけど消化してないから使えないという言葉が多くないですか?
自分のものにするにはどうしたらいいのでしょうね。
真央ちゃんみたいに、100発100中になるまで練習するしかないのかな。。。

投稿: テラ | 2010年3月 1日 (月) 11時16分

★honeybee★さん、
맥아더!
韓国語愛好家の中では、知ってるとなかなかやるじゃん~という単語のひとつですよね。
そういうのに出会うと、ホントにうれしいですよねhappy02

読み返したくなる本は逆に構成がすばらしいんじゃないでしょうか。一度読んだだけではわからないように、複雑な仕掛けがあって、あっそうだったのか~というアハ体験もできて。

投稿: テラ | 2010年3月 1日 (月) 11時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« へんぼっかんはる | トップページ | 이번 일요일은 »