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世界記録遺産?

「世界遺産にはいくつ種類がありますか?」というYK先生の質問で、昨日の韓国語教室は始まりました。

「文化遺産と自然遺産です」と私、Sちゃん、Hさん。

「試験間近のテラさんがそういうことで大丈夫ですか?」とYK先生。

??と顔を見合わせた私たち。「無形遺産?」

「もー。違いますよー。世界記録遺産ですsign01」とYK先生。

「世界記録遺産??」またもや顔を見合わせた私たち。「聞いたことありませんー」

そこで、YK先生が取り出したのがノートパソコン。韓国のニュース番組で、許浚(ホ・ジュン)が書いた『東医宝鑑 동의보감』が世界記録遺産に登録されたという話でした。

恥ずかしながら、本当に今まで「世界記録遺産」って聞いたことがなかったんですよねcoldsweats01

日本では登録された世界記録遺産がないそうです。なのに、韓国は『東医宝鑑』が7番目で、これでアジアで最多になったそうなんです。あ~そういうことか・・・YK先生が話題にした理由ってthink

『訓民正音(ハングル)』や海印寺の『高麗八万大蔵経板』などがすでに登録されているそうです。

それにしても、日本はなぜ世界記録遺産がないの?
ハングルがそうなら、日本の仮名文字だって相当の記録遺産じゃないの?
きちんと体系があって、革新的で哲学的だというのが『東医宝鑑』が認定された理由だそうですけど。日本にはそういう書物がないのかしら?

ところで、この『東医宝鑑』ですが、徳川吉宗が将軍だった時代に日本にも紹介され、縮小版『東医宝鑑』がつくられ、当時疫病が流行していた日本を救ったと、その韓国ニュースでは紹介されていました。

最後に、「世界遺産」に戻りますが、「世界遺産」は「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(Convention Concerning the Protection of the World Cultural and Natural Heritage)に基づいて認定されたもので、有形の不動産を登録したものだそうです。文化遺産、自然遺産、複合遺産の3つに分類されます。

このほかに、ユネスコは「無形遺産」と「世界記録遺産」を認定しているそうです。
だから、「世界記録遺産」というのは、「世界遺産」の一つではないのですよ。。。YK先生wink

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コメント

少々、欧州の記録遺産の目録を調べていたついでに

基本的に、記録遺産は申請制度ですが、本来記録遺産(古史古書の類)散逸の危機に対処することが主目的でありました。
日本はご存知のように、内戦以外の大乱を殆ど免れており、なおかつ欧亜の大陸国家のように"焦土戦"を経験していないため、紙皮類の古史・古書が膨大に残っており、なおかつそれを体系的に政府と学府(大学や研究所)、史蹟博物館が"現在進行形"で保護補修しており、散逸した物以外の記録遺産に関しては殆どが保護されているため(政府としては明治時代から既に体系的に保護と補修をいています、国立国会図書館において、明治初頭の一般書籍すら収蔵されているのは、このため。
なお、一部は電子化されていますが、膨大過ぎて全ての電子化は不可能です。(破損の危機にある書物も膨大だからです)、閲覧によって破損の危険性がある書籍に関しては公開されていませんが、それ以外の古書・古史の類は申請することによって殆ど見ることが可能です。
ただ、古史・古書の保護・補修が一元化されている訳ではないため(上述のように博物館であったり、大学であったり、政府機関であったりと別々に保護・補修している)、いわゆるネットでの検索・閲覧が困難な物が多いのです。
例えば、宮内庁書陵部が保有し補修・保護している古史・古書は宮内庁の許可が無い限り公開されませんし(一部は皇室の私産的面もあるので)、経年劣化や虫食いで破損した部位を補修専門の職員が"手作業"で補修しているのですが、1980年代に放送されたNHKの番組において、宮内庁が保護している書籍の補修には200年以上掛かる見通し(放送当時)と言われておりました。

ざっくばらんに言いますと
・日本においては記録遺産の類の散逸の危険性が少ない
・保護・補修に関する組織が一元化されていない
・各関係施設(博物館・国会図書館・その他)において、閲覧などがほぼ可能である(申請を要する)

そのため、世界記録遺産が登場して以降も、登録に関して"積極的に登録する必要性が無かった"のです。
裏を返せば、世界遺産の類は商業的意味合い(観光)や、国威発揚(我が国には古来よりこのような云々)程度の物なので、適宜正しく申請すれば、問題なく古史・古書を閲覧出来る日本人には余り興味がなかったのかもしれません。
一番の要因は組織が一元化されてないことなのですが、別に一元化される必要性も多分ないと思います。
そうまでして一元化するほど日本の古史・古書は散逸の危機にないからかと存じます。

投稿: 近代極東史をやってた通りすがり | 2010年12月20日 (月) 22時59分

コメントありがとうございます。

投稿: テラ | 2010年12月21日 (火) 17時23分

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