アンコールワットの旅(3)東洋のモナリザ
バンテアイ・スレイ寺院に着きました。「女の砦」という意味の小さなヒンドゥー寺院です。西暦900年代につくられました。
現在、カンボジアのほとんどの人は仏教徒ですが、アンコール王朝にはヒンドゥー教の時代が長く続いたそうです。
この遺跡のすばらしさは、ヒンドゥー神話をモチーフにした彫刻です。粒子が細かく固い赤砂岩でつくられているため、千年の風雨にも耐え、精密な彫刻がそのまま残っています。
破壊の神シバ神と守りの神ビシュヌ神がよく登場します。戦争が好きな王様はシバ神、平和主義の王様はビシュヌ神を信仰していたそうです。
これが「東洋のモナリザ」といわれる女神の彫刻。
雨にまつわる物語の彫刻。ものすごく細かく彫られています。これが野ざらしで残っているとは信じがたいですね。
アンコール遺跡群の寺院はヒンドゥー神話をモチーフにした彫刻がたくさんあるので、ヒンドゥー神話に関する知識があると一層楽しく見られると思います。旅行される方は、ぜひ勉強してからおでかけください!
つづく・・・
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